PCでゲームを始めようとしたときに揃えたいデバイスとしてゲーミングキーボードが浮かぶ人も多いのではないでしょうか? ゲーミングキーボードはゲームをするのに絶対に必要というわけではありませんが、あれば有利になるジャンルのゲ
PCでゲームを始めようとしたときに揃えたいデバイスとしてゲーミングキーボードが浮かぶ人も多いのではないでしょうか?
ゲーミングキーボードはゲームをするのに絶対に必要というわけではありませんが、あれば有利になるジャンルのゲームもあります。
この記事では
について解説していきます。
目次
ゲーミングキーボードと普通のキーボードには以下のような違いがあります。
ゲーミングキーボード | 普通のキーボード | |
---|---|---|
反応速度 | 速い(数ms) | 普通(数10ms) |
耐久性 | 高い(数千万~1億回以上) | 普通(数百万回程度) |
価格帯 | 高い(1万円以上のモデルが多い) | 低価格帯から選べる |
Nキーロールオーバー | 装備 | ないモデルも多い |
普通のキーボードと比較してゲーミングキーボードは入力してからの反応速度が非常に速い傾向にあります。
キーボードの構造にもよりますが、速いモデルだと0.25ms(0.00025秒)とモニターの描写速度を上回るほどのスピードで反応します。
ゲーミングキーボードの多くに採用されているメカニカル式の場合でも5,6msと普通のキーボードの数10msと比べるまでもなく非常に伝達速度が速いことが特徴です。
これはゲームにおいては瞬時の反応が勝敗を分けることがあり、デバイスの遅延による敗北を喫さないために各メーカーがしのぎを削った結果でもあります。
また1秒間にキーボードから送る信号の回数を示すポーリングレートという指標もありますが、こちらも1000~8000回と尋常ではない回数を送信可能です。
そのためゲーミングキーボードの耐久性は普通のキーボードに比べて高めに設計されており、数千万~1億回以上のキーストロークに耐えることが可能です。
ゲーミングキーボードはキーを打鍵する回数が一般の使用に比べて非常に多くなります。
特にFPS等のゲームでは移動やジャンプのために常にキーを押すことになるので、1分間に100回以上打鍵することも珍しくはありません。
普通のキーボードは数百万回程度で寿命を迎えるものもあり、ゲームに使用した場合は通常よりも速く寿命を迎える可能性があります。
ゲーミングキーボードは普通のキーボードに比べて価格が高めになっています。
これは機能を高めるためにコストがかかっているということもありますが、各メーカーのブランドや広告料も価格に転嫁されているケースもあります。
メカニカル式のゲーミングキーボードの場合は安くても1万円以上のモデルが多く、数千円で購入できるモデルはほとんどありません。
普通のキーボードは2,000円程度からでも購入できるので、この価格差はゲーミングキーボードに価値を見いだせない人にとっては大きな負担となる可能性があります。
Nキーロールオーバーとは複数のキーを押しても確実に認識される機能のことを指します。
Nは同時に押せるキーの数を示しており、6であれば「6キーロールオーバー」と表現されます。
ゲーミングキーボードの多くはこのNキーロールオーバーを搭載しており、Nの数はメーカーによっても異なりますが、モデルによっては上限が設定されていないものもあります。
ゲームプレイにおいては同時に3つなど複数のキーを押すことでキャラクターの操作やコマンドを入力していくため、Nキーロールオーバーが付いていないキーボードでは思った通りの操作ができません。
普通のキーボードでもある程度の同時押しには対応していますが、3つ、4つなどは対応しきれないモデルもあるので本格的にゲームをするならゲーミングキーボードの方が有利といえます。
ゲーミングキーボードには以下のような特徴があります。
ゲーミングキーボードにはマクロキーやメディアコントロールキーが搭載されているモデルが多くあります。
マクロキーは任意のキーを割り当てたり(CtrlやAltなど)、「CtrlとT」や「AltとF4」などの組み合わせを一つのキーで実行できるようにするものです。
自分の押しやすい位置に好きな機能を割り当てることができるので、ゲームプレイ時はもちろん、通常の作業でもコピペやタブの切り替えなどの効率が上がるメリットがあります。
もう一つのメディアコントロールキーは音楽などを聞いているときに曲を飛ばしたり、一時停止したり、ボリュームを変更したりできるキーのことを指します。
これがあると音楽を聴いているときの操作性が格段に向上しますし、一瞬だけミュートにしたいときもワンボタンで完結するので非常に便利です。
ゲーミングキーボードはキーのバックライトを好きな色に変更できます。
色調はおよそ1680万色にも設定可能で虹色のようにさまざまに変化させることも可能です。
ゲームプレイに必須の機能というわけではありませんが、ゲーム用という特別感、所有欲を満たすという点で多くのゲーミングキーボードが採用しています。
ちなみに派手な色が嫌だという人は単色で好きな色にも変更できるので、絶対にギラギラと光るわけではないのでご安心を。
ゲーミングキーボードはコンパクトで場所を取らないテンキーレスや60%サイズのモデルが多くラインナップされています。
普通のキーボードにももちろんテンキーレスのタイプはありますが、ゲーミングキーボードはさらに小さい60%サイズのモデルを採用しているメーカーが多数あります。
60%サイズとはテンキーはもちろん、ファンクションキーや矢印キー、delキーの部分まで省略したモデルで、ゲームプレイに必要最低限のキーを残したものを指します。
キーボードを小さくするメリットとしては「場所を取らない」の他にも、マウスを動かすスペースを広くできるというものもあります。
FPSなどで大きくマウスを動かすときにはスペースが広い方が有利です。
ただしファンクションキーや矢印キーも省略されているので、ゲーム以外で使いたい場合は少々不便になる可能性もあります。
ゲーミングキーボードには「メンブレン式」「パンタグラフ式」「メカニカル式」「静電容量式」などいくつかの構造がありますが、もっとも多いのは「メカニカル式」です。
メカニカル式の最大の特徴はその高い耐久性で、数千万~1億回以上キーを打鍵しても壊れにくい構造になっています。
またメカニカル式はキーの軸にもいくつかの種類があり、カチカチとしたクリッキーなものからスムーズに落ちるリニアまで好みに応じて選択できることもメリットです。
静電容量式とはメカニカル式と構造は似ていますが、物理的なスイッチで入力を感知するのではなく、キーに搭載されたセンサーが押されたことを感知する仕組みで反応します。
物理的な接点がないためメカニカル式よりも打鍵音が静かで耐久性が高いことが特徴です。
このようにゲーミングキーボードは激しいゲームプレイを想定し、耐久性の高い構造になっているモデルが多くなります。
ゲーミングキーボードが必要な人は以下の通りです。
FPSをよくプレイする人はゲーミングキーボードの方がよいでしょう。
理由としては
が挙げられます。
FPSは移動やジャンプなどで常にキーを押していることがほとんどです。
そのため耐久性の低いキーボードだとキーが効かなくなったり、複数回押されてしまったりという症状が出やすくなります。
ゲーミングキーボードは耐久性が高いものが多いので、激しくプレイしてもそう簡単には壊れません。
またゲーミングキーボードは反応速度が速く設定されているので、一瞬のレスポンスも即座に反映してくれます。
わずかなフレームでも見逃せないゲームには反応速度の速いゲーミングキーボードがおすすめです。
MMOとは大規模多人数同時参加型ゲームの略称で、FF14や原神などに代表されるジャンルです。
MMOも移動などでキーを酷使することは間違いありませんが、魔法やコミュニケーションなどで複数のキーを組み合わせた操作が要求される場面が多くあります。
ゲーミングキーボードはマクロキーやキースワップなど自分個のみにキーの機能をカスタマイズできるモデルが多いので、複雑な操作をキー一つに割り当てることも可能です。
ゲームプレイではつい力が入ってしまったり、同じボタンを何度も連打するなど通常の使用では想定していない操作をすることがあります。
低価格帯のキーボードに採用されているメンブレン式などは安価な分、あまり耐久性が高くありません。
簡単には壊れないキーボードが欲しい場合はメカニカル式のゲーミングキーボードがおすすめです。
以上、ゲーミングキーボードの必要性について解説してきました。
ゲーミングキーボードには普通のキーボードにはないゲーム用の機能や耐久性を高めてあるというメリットがあり、プレイするゲームのジャンルによっては非常に有利になります。
さまざまなモデルが各メーカーから用意されているので、好みや打鍵感などで選びましょう。
ゲームをプレイするためにパソコンをアップグレードして買い換えるときは古いパソコンを処分する必要があります。
古いパソコンを処分するときはパソコン処分.comがおすすめです。
箱に詰めて送るだけで無料で処分してくれるので、ぜひ検討してみてください。