ビジネス用のパソコンはどのぐらいのスペックを選べばいいのでしょうか? 必要なスペックはビジネスでの使い方にもよりますが、一般的なオフィス作業をする場合は高スペックなパソコンは必要ないいえます。 一方で動画編集やイラスト制
ビジネス用のパソコンはどのぐらいのスペックを選べばいいのでしょうか?
必要なスペックはビジネスでの使い方にもよりますが、一般的なオフィス作業をする場合は高スペックなパソコンは必要ないいえます。
一方で動画編集やイラスト制作などをする場合はそれなりに高性能なものが求められます。
この記事では
について解説していきます。
目次
ビジネスにパソコンを使う場合の多くはノートPCが推奨されます。
営業で使う場合は出先に持ち歩くことも想定されるので、ノートPC一択となります。
事務作業で使う場合でも会議室に移動しての作業や、フリーアドレスのオフィスであればもちあるくこともあるので、ノートPCが推奨です。
またノートPCの方が購入してから作業に至るまでに必要なパーツがほとんど揃っているので、コスト面でも有利です。
一方デスクトップではパソコン本体の他にも
が必要となり、接続や相性でトラブルが発生する可能性もあります。
例外的にデスクトップが必要なケースは3DCG作成や4K以上の解像度で動画編集を行うなど、マシンパワーが要求される場合に限ります。
ビジネスパソコンを選ぶときに見るべきスペックは以下のものがあります。
CPU(Central Processing Unit)はパソコンの中枢部分であり、データの処理や計算を行います。
高速なプロセッサーはビジネス用途において重要であり、処理速度とパフォーマンスに直接影響を与えます。
CPUを作っているメーカーは主に
の2つです。
どちらのメーカーでも一定以上のスペックがあれば作業に支障を来すことはないので、予算で決めても問題ありません。
メモリはパソコンが同時に処理できるデータの量を決定する要素であり、一時的なデータの保管場所です。
ビジネス用途には多くのタスクやアプリケーションを同時に実行する必要があるため、8GB以上のメモリが推奨されます。
ストレージはファイルや写真などデータを保存するための領域です。
ストレージには
の2種類があります。
近年の新しいパソコンであればSSDを搭載していることがほとんどなので、あえてHDDを選ぶことはありません。
ビジネスパソコンでは最低でも250GB以上あった方がよいでしょう。
250GB以下のパソコンもありますが、価格差がそこまでデルーパーツではないので、積極的に選ぶ理由はありません。
以下の用途別にビジネスパソコンに必要なスペックを解説します。
通常の事務作業にパソコンを使うと想定した場合、以下のスペックが推奨されます。
CPU | メモリ | ストレージ |
---|---|---|
Core i3 以上 Ryzen 3以上 | 8GB以上 | 250GB以上 |
事務作業にパソコンを使う場合は最低でもIntel Core i3以上、AMD Ryzen 3以上の性能のCPUがおすすめです。
Intelにはi3よりも安価なCeleronやPentium(現在は廃止)といったモデルもありますが、基本性能があまり高くないので、スムーズに作業できない可能性があり、安物買いの銭失いとなることもあります。
メモリは複数の作業を同時こなしたり、Webブラウザのタブをより多く開いたりするために必要なものです。
事務作業ではExcelを開いたり、PowerPointを開きながらWebで調べ物をすることもあります。
メモリは一昔前は4GBでも作業できていましたが、近年はWebブラウザやソフトが使用するメモリも大きくなっているため、最低でも8GBはあった方が快適です。
事務作業で保存するファイルの種類は何GBもあることは稀です。
もちろんファイルの大きさにもよりますが、平均数10KBから数MB程度とすると数万以上のファイルを保存できます。
仕事で相当数のファイルを保存したとしても250GBもあれば十分といえるでしょう。
営業で使うのであればオンラインでの打ち合わせやプレゼンテーションなどでパソコンを使う機会が多くなります。
また外出先での使用を想定してバッテリー駆動時間の長いモデルがよいでしょう。
途中でフリーズしたりするとせっかくのビジネスチャンスを失う可能性もあるので、以下のスペック以上のものを選びましょう。
CPU | メモリ | ストレージ |
---|---|---|
Core i5 以上 Ryzen 5以上 | 8GB以上 | 250GB以上 |
営業に使うパソコンは商談中にもたついたり、フリーズしたりするとチャンスを逃すこともあるかもしれません。
スムーズな作業のためには処理速度の優れたCPUを積んだパソコンがおすすめです。
IntelであればCore i5、AMDであればRyzen 5以上のCPUを積んだものを選びましょう。
営業用の場合、メモリは8GBあれば問題ないでしょう。
営業職も事務作業や報告書作成などオフィス作業が必要となる場面もあるので、事務作業と同じ要領であれば問題となることは少なくなります。
ストレージは250GBあれば十分です。
得意先のファイルや情報を管理したり、資料を作成したりしても250GBがいっぱいになるケースは稀です。
余裕があれば500GBを選んでも問題はありませんが、価格差のバランスを見ながら判断するとよいでしょう。
クリエイティブな用途は最もパソコンの性能が要求される作業です。
動画編集やイラスト、3DCG制作をメインの作業とした場合は事務作業用のパソコンではスムーズに仕事ができない可能性が高くなります。
特に動画編集、3DCG制作はCPU、メモリの両方で高いレベルが求められますし、場合によってはグラフィックボードが付いているパソコンを選ぶ必要も出てきます。
CPU | メモリ | ストレージ |
---|---|---|
Core i7 以上 Ryzen 7以上 | 16GB以上 | 500GB以上 |
クリエイティブ用途であればCore i7やRyzen 7以上のCPUがおすすめです。
クリエイティブ用途では動画を描き出したり、3DCGを動かすのにかなりのマシンの性能が要求されます。
本格的な3DCG、映画制作などの作業であればAMDのThreadRipperのような高額のCPUを搭載する必要がありますが、その場合は自腹ではなく会社として経費で購入するケースが多くなるので、個人で検討する必要はないでしょう。
クリエイティブ用途ではとにもかくもメモリが要求されます。
通常のビジネスで使う8GBではほぼ確実に足りないので、最低でも16GB以上のモデルを選びましょう。
余裕があれば32GBあると大抵の作業をこなせるようになります。
例外的に高度なレンダリングを行う場合は64GBのメモリが必要となることもあります。
自分の仕事内容に応じて余裕のあるメモリ容量に設定することが推奨されます。
クリエイティブ系で使うファイルの容量はビジネスとは比べものにならないほど大きくなるので、最低でも500GB~1TB以上を目安にしましょう。
特に4Kの動画やCGのデータは一つが数GBになることもあり、ストレージが少ないとあっという間にいっぱいになってしまいます。
作業内容にもよりますが、場合によっては2TB以上あった方がいいこともあるので、ストレージも用途に合わせて余裕を持った容量にするとよいでしょう。
以上、ビジネス用パソコンの選定基準について解説してきました。
パソコンはどんな用途に使うかで求められる性能が変わってきます。
事務作業が中心なのに高スペックなCPUや大規模のメモリや必要ありません。
一方、クリエイティブ系の用途に使うのであれば画像や動画の処理が必要となるので、高性能なパソコンが必要です。
それぞれの用途に合わせて無駄なく選ぶようにしましょう。
パソコンを買い換えて不要になった古いパソコンは個人情報も入っているので、処分の仕方に困ってしまうこともあるかもしれません。
パソコンの処分に困ったらパソコン処分.comの無料処分サービスがおすすめです。
パソコン処分.comでは個人情報や本体に保存されたデータも確実に消去してから処分します。
箱に入れて送るだけで無料で処分してくれるので、ぜひ検討してみてください。