いざゲーミングキーボードを買おうと思ったときに想像以上に種類が多くてどれがいいか選べなくなることもあるでしょう。 ゲーミングキーボードにはさまざまな種類がありますが、目的やプレイするゲームによっても選択基準が変わります。
いざゲーミングキーボードを買おうと思ったときに想像以上に種類が多くてどれがいいか選べなくなることもあるでしょう。
ゲーミングキーボードにはさまざまな種類がありますが、目的やプレイするゲームによっても選択基準が変わります。
この記事では
について解説していきます。
目次
ゲーミングキーボードはキーの構造や種類、サイズなどさまざまな種類があります。
構造 | ・メンブレン式 ・パンタグラフ式 ・メカニカル式 ・静電容量式 |
サイズ | ・フルサイズ ・テンキーレス ・60%サイズなど |
接続方式 | ・有線 ・無線 |
配列 | ・JIS配列 ・英語配列 |
ゲーミングキーボードは大きく以下の構造に分けられます。
4種類の中でもっとも安価な部類に入るのがメンブレン式です。
メンブレンとはキースイッチの下に薄いゴムのような層が敷いてあり、シート上にあるラバーカップを押すことで通電する仕組みのものを指します。
キー打鍵時の音が静かなことと、ゴミや水分に強いというメリットはありますが、打鍵感がはっきりしていないのでゲームプレイにはやや向いていない方式ともいえます。
そのためメンブレン式のゲーミングキーボードを生産しているメーカーは限られます。
予算を抑えたい人、とりあえずキーボードが欲しい人におすすめの構造です。
パンタグラフ式はキーの下に折りたたみ式のフレームを採用している方式で、薄型で打鍵感もはっきりしているのが特徴です。
パンタグラフ式のメリットは薄くできることと、軽い力で打鍵できることです。
デメリットとしては一つのキーが故障すると全交換または買い換えしなければならない点やゴミやホコリが入り込んでも簡単には分解できないことが挙げられます。
またゲーミングキーボードの中ではかなりマイナーな構造となり限られたメーカーからしか発売されていません。
ゲーミングキーボードでもっとも主流の構造はメカニカル式です。
メカニカルキーボードには多くのメリットがあり、ゲームとの相性が良いこともあり多くのメーカーから発売されています。
メカニカルキーボードには
といったメリットがあります。
メカニカルキーボードはメンブレン式やパンタグラフ式と比較して耐久性が高く、5000万回以上打鍵できます。
またキーを押したときの感触がクリッキーな青軸やスムーズな赤軸、反応距離の短い銀軸など好みに合わせて選べることもメリットの一つです。
ゲームプレイでは複数のキーを同時に押すこともよくありますが、そのときに正しく認識してくれるのがNキーロールオーバーという機能でこれもメカニカルキーボードの多くに採用されています。
さらにキーキャップを自分の好みのものにカスタマイズできることもメカニカルキーボードならではの特徴といえます。
一部の限られたメーカーからではありますが、静電容量式という構造のゲーミングキーボードも発売されています。
静電容量式とは指がキーキャップに触れたときに、その周囲の電界の容量が変化する現象を利用したものです。
キーボード上の各キーの下には導電性のプレートが配置されており、これが静電容量のセンサーとして機能します。
キーが押されると指がプレートの近くに来ることで静電容量が変化し、これがキーの押下を検出します。
静電容量式キーボードの主なメリットはメンブレン式やパンタグラフ式よりも高い耐久性と反応性を提供することです。
メカニカルキーボードと比較しても物理的な接点が少ない分、耐久性がより高い傾向にあります。
デメリットとしては製造コストが高く、キーボード自体の価格がかなり高めに設定されていることが挙げられます。
ゲーミングキーボードには大きく分けて以下のサイズがあります。
フルサイズキーボードはテンキーまで全てのキーが付いたキーボードです。
PC操作に必要な機能が全て網羅されているので、ゲームだけではなく仕事でも便利なモデルとなります。
特に数字をよく使う仕事の場合はテンキーが重宝するでしょう。
テンキーレスは名前の通りテンキーを省略したモデルです。
テンキーがない分横幅が縮小されるためマウスを大きく動かすことができるのがメリットです。
数字の入力が多い仕事に使うのは少々大変になりますが、場所を取りにくいのでテンキーを使わない人にはおすすめです。
60%サイズはテンキーレスよりさらにコンパクトになり、上部のFNキーやPG UP、プリントスクリーンなどのキーも省略されています。
60%サイズはデスクが狭い、キーボードを持ち歩いてゲームをする人に向いています。
デメリットとしてはキーが少なすぎるので、一般的な仕事にはあまり向いていないことです。
ゲームに特化したサイズということを覚えておきましょう。
キーボードとPCの接続には有線と無線があります。
有線でキーボードを繋ぐとバッテリー切れの心配がなくなります。
その代わりにコードが必然的に必要になってくるので、ある程度取り回しを意識する必要があります。
また当然ですがコードの届く範囲内でしか使えません。
デスクの上以外でキーボードを使わない人は有線の方がおすすめです。
無線はコードの縛りがなくなるので、どこでもキーを打つことがで、コードがないためデスク周りがすっきるするというメリットもあります。
また複数のデバイスでの切り替えもボタン一つで完了するのでUSBを抜き差ししなくて済むこともメリットです。
デメリットとしてはバッテリーの充電や電池の交換が必要となることです。
特にゲーミングキーボードは電力消費が激しいので、一般的な無線キーボードのように数ヶ月使えるモデルはありません。
少なくとも週に1回程度は充電する必要があるので、これが手間だと考える場合は有線にしたほうがよいでしょう。
ゲーミングキーボードの配列には日本語に対応した「JIS配列」と英語圏用の「US配列」があります。
JIS配列は日本語を打ちやすいように規格統一された配列を指します。
日本国内で販売されているほとんどのキーボードが採用しているので、違和感なく使うことができるでしょう。
JIS配列のデメリットとしてはキーキャップをカスタマイズしたいときに選択肢が減ることです。
またエンターキーやバックスペースがUS配列に比べると小さいので少しだけ押しにくくなります。
US配列は英語圏で採用されている配列でキーキャップに日本語が一切書かれていないのですっきりした見た目が特徴です。
キーキャップの種類もUS配列を基本としたものが多いので、カスタマイズしたときの選択肢が増えるというメリットもあります。
デメリットとしては通常の打ち方では全角・半角を切り替えられないこととJIS配列と位置が違うキーがいつくか存在するという点です。
慣れてしまえばどうということもありませんが、JIS配列をずっと使っていた人からすると最初に違和感を感じることは間違いないでしょう。
また文字を打つ機会が多い人には全角・半角の切り替えが煩雑なので、向いていません。
さらにUS配列で日本語を打つためにはPCでの設定も必要となり、ある程度知識がないと日本語を打てないこともデメリットといえるでしょう。
ゲーミングキーボードは以下の基準で選ぶと最適なものを見つけやすくなります。
FPSなどの操作が激しいゲームをプレイする場合はメカニカル式(静電容量式も含む)一択となります。
理由はメカニカル式は耐久性が高いことが特徴で、移動やジャンプなどでガシガシとキーを打鍵してもそう簡単には壊れないからです。
また反応速度を高めたモデルも多くラインアップされているので、よりゲームプレイが有利になるという特徴もあります。
逆にいえばシミュレーションやRPGなどのゲームが中心の場合はメカニカル式にこだわる必要はありません。
ゲーミングキーボードでもっともおすすめの構造はメカニカル式です。
メカニカル式は耐久性が高く、激しいゲームプレイや長期間の使用に耐えることができます。
同じ理由で静電容量式もおすすめですが、選択肢がかなり限られるので特にこだわりがなければメカニカル式の中から好きなモデルを選んでも問題ありません。
メカニカル式や静電容量式は単価は高くとも長期間使えるので、結果的に安く済むということもあることを覚えておきましょう。
デスクが狭い、スペースが少ない人はテンキーレスや60%サイズを選ぶとよいでしょう。
逆にフルサイズをおけるぐらい広い場合は好みで選んでも問題ありません。
PCモニターから離れたところでゲームをする、場所を変えてあちこちでゲームをする場合は無線式の方が有利でしょう。
有線式のコードはデスクから離れることを想定していないので、そこまで長さがありません。
また別のデバイスに変えるときにUSBをいちいち抜き差ししなければならないという手間もあります。
ただし無線式は必ずバッテリーの充電が必要であることに留意しましょう。
キーボードにあまりお金をかけたくないということであればメンブレン式やパンタグラフ式も選択肢に入れましょう。
耐久性や反応速度の部分でメカニカル式などにやや劣る部分はありますが、コアなゲーマーでなければ問題となることは少なくなります。
欠点としてはラインナップが極端に少ないので、選択肢が非常に限られるということが挙げられます。
以上、ゲーミングキーボードの種類と選び方について解説してきました。
一言にゲーミングキーボードといっても構造や配列などでかなり多くの種類が存在します。
メカニカル式はゲーミングキーボードで主流であり、耐久性も高いのでおすすめですが、予算や使い方によってはメンブレン式やパンタグラフ式で問題ない場合もあります。
ゲーミングキーボードを買うときは自分のゲーム頻度やゲームをする場所に併せて最適なゲーミングキーボードを選びましょう。
ゲーミングキーボードが必要かどうかは以下の記事も参考にしてみてください。