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ゲーミングPCを買ったらやること!Windows10/11の場合

ゲーミングPCを買ったらWindowsの初期設定やゲーミングモニターの設定などをしてパフォーマンスを十分に発揮しましょう。この記事では、Windows10/11のゲーミングPCを買ったらやることについてまとめています。

ゲーミングPCを購入したら、すぐゲームをプレイしたいと思いますよね。しかし、ゲーミングPCを買ったら、ゲームをプレイする前にまずやることがあります。

最初に設定するのは面倒に感じるかもしれませんが、ゲーミングPCの性能を十分に発揮し存分にゲームを楽しむために必要なので、ぜひ最初に設定しましょう。

しかし、はじめてゲーミングPCを買う場合は、何から始めていいのかわからない方も多いのでは。そこで、この記事では、Windows10、11のゲーミングPCを買ったらまずやることをまとめています。

ゲーミングPCを買ったら、ぜひ参考にしてください。

【この記事でわかること】

  • ゲーミングPCを買ったらやることはWindowsの初期設定
  • グラボの初期設定も忘れずに
  • セキュリティソフトは不要
  • ゲーミングモニターのリフレッシュレートも設定しよう

Windows10/11のゲーミングPCを買ったらやること

Windows10/11のゲーミングPCを買ったら、まずやることは、Windowsの初期設定とグラボの設定です。

Windowsの初期設定は、一般ユーザー用に最適化されており、そのまま使用すると、ゲーミングPCのパフォーマンスを最大限発揮できない可能性があります。

ゲーミングPCを買ったらやることは、次の4つです。

  • Windowsの初期設定
  • グラボの初期設定
  • セキュリティソフトのアンインストール
  • ゲーミングモニターのリフレッシュレートの設定

Windowsの設定をゲーム用に最適化し、ゲーミングPCのスペックを十分活かしましょう。

Windowsの9つの初期設定

まずは、Windowsの初期設定をしましょう。最初に設定する項目は、以下のとおりです。

  • Microsoftアカウントの作成
  • マウスポインターの精度を無効化する
  • 【Windows11の場合】ゲームモードをオンにする
  • 透明効果をオフにする
  • プライバシー情報へのアクセスをオフにする
  • バックグラウンドアプリの停止
  • Windowsをアップデートする
  • 通知をオフにする
  • 電源管理の最適化

最初に設定する項目は多くなりますが、最初に設定してしまえば、あとは設定不要です。少し大変ですが、全ての設定を済ませましょう。

Microsoftアカウントの作成

Windowsの初期設定では、最初にMicrosoftアカウントを作成します。Microsoftアカウントがあれば、データをクラウドのOneDriveに保存したり、MicrosoftStoreでアプリのダウンロードができたりします。

Microsoftアカウントのアカウント名は、アルファベットがおすすめです。日本語名にしていると、ごくまれにゲームソフトが起動しない、特定のソフトが使用できないなどの不具合が起こる可能性があります。

Microsoftアカウントをすでに作成している場合は、メールアドレスでログインしましょう。

Microsoftアカウントは、Microsoftアカウントから作成できます。画面の手順に従って、Microsoftアカウントを作成しましょう。

参考:Microsoft 新しい Microsoft アカウントを作成する方法

マウスポインターの精度を無効化する

Windowsの場合、マウスポインターの精度を高める設定が、デフォルトで有効化されており、マウスポインターの動きに加速度を付けることができます。

マウスポインターの精度を高める設定を有効化したままの場合、マウスポインターが思い通りの位置に正しく移動せず、マウスポインターの精度が悪くなる場合があります。

特にゲーミングマウスを使用している場合、マウスの動き以上にポインターが高速で動くと、FPSゲームなどでは正確なエイムが難しくなるため、最初に無効化しておきましょう。

マウスポインターの精度を無効化する方法は、以下の手順です。

  1. デスクトップの画面の何もないところで右クリック
  2. メニューを開き「個人用設定」をクリック
  3. 「マウス設定」をクリック
  4. 「マウスの追加設定」をクリック
  5. マウスのプロパティで「ポインターオプション」のタブをクリック
  6. 「ポインターの精度を高める」のチェックを外す

マウスの加速度の設定が解除され、マウスの動きとカーソルの動きが合うようになり、ゲーミングマウスで正確にエイムできるようになります。

ゲームモードをオンにする

Windows10/11には、ゲームモードが搭載されています。PCゲームをプレイする場合にバックグラウンドのWindowsの更新をオフにし、ゲームプレイを優先する機能です。ハイスペックなゲーミングPCの場合は、効果が薄いのですが、エントリーモデルのゲーミングPCの場合には効果があります。

ゲームモードをオンにするデメリットもないため、最初にゲームモードをオンにしておきましょう。

  1. スタートメニューから「設定」をクリック
  2. 設定の「システム」から「ゲーム」をクリック
  3. 「ゲームモード」の設定を開く
  4. ゲームモードの設定を「オン」にする

透明効果をオフにする

Windowsの透明効果はオフにしましょう。

透明効果とは、ウインドウなどを開いたときに背景が透けて見える機能です。透明効果がオンにしておくと見た目はおしゃれになりますが、その分メモリも消費します。

ゲームをプレイすると、メモリ容量を大量に使用する可能性もあるため、不要なものはあらかじめ外しておくのがおすすめです。

透明効果をオフにする手順は、以下のとおりです。

  1. スクトップの何もないところで右クリック
  2. 「個人設定」をクリック
  3. 「色」をクリック
  4. 「透明効果」をオフにする

プライバシー情報へのアクセスをオフにする

Windowsの場合、個人情報をMicrosoftに送信する機能があります。よりニーズに合った機能を提供するためのデータ収集ですが、そのままにしておくとアクセス回数も多くゲーミングPCに負担もかかるため、必要ない場合はオフにしましょう。プライバシー情報へのアクセスをなくしてもとくに問題ありません。

プライバシー情報のアクセスをオフにする手順は、以下のとおりです。

  1. Windowsマークをクリック「設定」画面を開く
  2. 設定から「プライバシー」を開く
  3. プライバシー設定をオフにする

バックグラウンドアプリの停止

パソコンの内部では、使用しているアプリのバックグラウンドで大量のアプリが動作しています。ゲーミングPCは、最初からインストールされているアプリは少ないのですが、不要なアプリは動作しないようにオフにしておきましょう。

バックグラウンドアプリを停止することで、メモリやCPUの使用率を下げ、パソコンの動作が軽くなります。バックグラウンドアプリをオフにすると更新が止まるだけで、アプリは使用できるため問題ありません。

バックグラウンドアプリの停止手順は下記のとおりです。

  1. 「設定」から「プライバシー」を選択
  2. 「アプリのアクセス許可」から「バックグラウンドアプリ」を選択
  3. アプリのバックグラウンド実行はオンにして、実行するアプリをそれぞれ選択

よく使用しているアプリやWindowsセキュリティ、設定などを除き、ほとんどのアプリをオフにしても問題ないでしょう。

参考:Microsoft アプリがバックグラウンドで実行されるのを停止する

Windowsをアップデートする

Windowsの状態は常に最新を保ちましょう。Windowsが更新されていない場合、ソフトがエラーになったり、セキュリティ面でも不安が生じます。

Windowsのアップデートの手順は、以下のとおりです。

  1. Windowsスタートメニューをクリック
  2. 「設定」から「更新とセキュリティ」を選択
  3. 「更新プログラムのチェック」をクリック

更新プログラムをチェックし、Windowsの更新は最新の状態ですと表示されていれば、問題ありません。常にWindowsの状態を最新に保つことで、セキュリティ性や操作性が向上します。

Windowsの更新は、自動の場合とそうでない場合があるため、Windowsの更新を時々チェックしましょう。

参考:Microsoft Windowsの更新

通知をオフにする

Windowsからの通知は、ゲームプレイ中に表示されるとプレイの妨げになることがあります。通知をオフにすることで、ゲームを集中してプレイできます。

オフにする通知は、次の2つです。

  • ゲームDVRの停止
  • Windowsの通知停止

【ゲームDVRの停止】

  1. スタートから「設定」を選択
  2. 「ゲーム」から「Xbox Game Bar」をオフ
  3. その下にある「コントローラーのこのボタンを使用してXbox Game Barを開く」をオフ

Xbox Game Barとは、Windows10以降で標準の機能で、ゲームを録画する機能です。通知が頻繁にくるため、オフにするのがおすすめです。

【Windowsの通知をオフにする】

  1. スタートから「設定」を選択
  2. 「システム」をクリック
  3. 「通知とアクション」をクリック
  4. 「通知」欄にある「アプリやその他の送信者からの通知を取得する」をクリックし「オフ」にする

Windowsの通知とは、スマホのように、PC画面にポップアップ表示される機能です。通知が来るたびにゲームの集中力が下がるため、ゲームに関係ない通知はいったん全てオフにしましょう。

ただし、ゲーム中の通知は邪魔でもゲーム以外の時間に通知が必要な場合は、ゲーム中だけ通知をオフにして、その後は手動で通知をオンにしましょう。

参考:富士通  FMVサポート

電源管理の最適化

Windowsの電源は、通常ある程度パワーをセーブした省電力のモードに設定されています。ゲーミングPCの場合は、本来のパフォーマンスを発揮するため、電源の設定を高パフォーマンス設定にするのがおすすめです。

電源の最適化の手順は、以下のとおりです。

  1. Windowsスタートメニューをクリック
  2. 「設定」から「システム」を選択
  3. 「電源とスリープ」をクリック
  4. 「電源オプション」をクリック
  5. 「パフォーマンスとエネルギー項目」を最適なパフォーマンスにスライドする

グラボの初期設定

NVIDIAのGeForceを搭載している場合は、初期設定が必要です。最初にインストールされているグラボのソフトは、バージョンが古い可能性があります。

バージョンが古いと、せっかくのグラボの性能を100%発揮できないため、下記公式サイトから新しいバージョンをインストールしなおしましょう。

参考:NVIDIAドライバダウンロード

次に以下の手順でグラボの設定をします。

  1. Windowsの検索ボックスに「NVIDIA」を入力
  2. NVIDIA Control Panelを開く
  3. コントロールパネルのメニューから「3D設定の管理」をクリック
  4. 「垂直同期」の設定をオフ
  5. 「電源管理モード」の設定をパフォーマンス最大化を優先に変更

垂直同期とは、グラボのフレームレートを、モニターのリフレッシュレートに合わせる機能です。グラボとモニターを合わせることにより、画面の上と下がずれる「テアリング」現象と防ぎます。

ただしテアリングが発生していない場合は、遅延が起こる可能性もあるため、垂直同期はオンにしておきましょう。

パフォーマンスを最大化することで、グラボのパフォーマンスを最大限発揮できます。

ゲーミングモニターのリフレッシュレートの設定

ゲーミングモニターの設定はデフォルトでは59ヘルツに設定されているため、そのまま使用すると、せっかくのゲーミングモニターの性能が活かせません。

以下の手順で、ディスプレイの設定を行いましょう。

  1. デスクトップ画面の何もないところで右クリック
  2. メニューを開き「ディスプレイ設定」をクリック
  3. 「ディスプレイの詳細設定」をクリック
  4. 「リフレッシュレートの選択」からゲーミングモニターのスペックで選べる一番高いリフレッシュレートを選ぶ

高性能のゲーミングモニターを購入したのに、違いがわからない場合は、ディスプレイの設定をしていない可能性が高いです。ゲーミングモニターは、ゲーミングPCを買ったら必ず設定しましょう。

セキュリティソフトのアンインストール

初期でインストールされているセキュリティソフトは、お試し版のマカフィーがほとんどです。インストールされているマカフィーは、最初の1ヶ月無料でその後は有料版に移行します。

ゲーミングPCでは、セキュリティは「Windows Defender」があれば十分なので、セキュリティソフトのマカフィーはアンインストールしましょう。

マカフィーのアンインストールの手順は、以下のとおりです。

  1. Windowsのスタートメニューから「設定」を開く
  2. 設定の中から「アプリ」を選択
  3. 「マカフィー」クリックし「アンインストール」をクリック
  4. 削除をクリック
  5. PCを再起動する

PCを再起動すると、Windowsに備わっているセキュリティソフトの「Windows Defender」が起動します。最初にマカフィーをアンインストールしておけば、時々来る通知にイライラすることもありません。

ゲーミングPCを買ったら入れたいソフト

ゲーミングPCの設定が終わったら、必要なソフトをインストールしましょう。不要なソフトまでインストールすると、メモリを消費しパソコンのパフォーマンスが落ちる可能性があります。必要なソフトを厳選して、インストールするのがおすすめです。

ここでは、ゲームプレイにも役に立つおすすめの以下4つのソフトを紹介します。

  • 「Google Chrome」など使い慣れたブラウザ
  • PCゲームプラットフォーム「Steam」
  • 「Discord」はメッセージと通話ができる
  • ID・パスワード管理ソフト

それぞれ順番に、紹介していきます。

「Google Chrome」など使い慣れたWebブラウザ

Windowsにデフォルトでインストールされているブラウザは、「Microsoft Edge」のみです。

Microsoft Edgeが使いにくい場合は、「Google Chrome」、「Safari」など使い慣れているブラウザをインストールしましょう。

例えば、Google Chromeのインストールの手順は以下のとおりです。

  1. Google公式サイトでインストールファイルをダウンロードする
  2. 確認の画面が表示された場合は、「実行」 または 「保存」をクリック
  3. 「保存」を選択した場合はファイルをダブルクリックして「ファイルを開く」をクリック
  4. 「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」というメッセージが表示されたら、「はい」 をクリック
  5. Chromeを起動する

参考:Google Chrome ヘルプ

PCゲームプラットフォーム「Steam」

ゲーミングPCでゲームをするには、ゲームをインストールする必要があります。Steamはゲーム配信のプラットフォームで、多くのゲームを購入してインストールできます。

Steamのインストール方法は、以下のとおりです。

  1. Steam公式サイトにアクセスする
  2. 「Steamをインストール」から入る
  3. 青ボタン「Steamをインストール」をクリック

参考:Steam公式サイト

以前はPCゲームをするならSteamだけで事足りていましたが、現在ではプレイするゲームによって、プラットフォームを選択する必要があります。

例えば、フォートナイトであれば「Epic games store」、「Apex Legends」であれば「Origin」とそれぞれ異なるプラットフォームで販売されています。プレイしたいゲームに合わせて、プラットフォームを選びましょう。

「Discord」はメッセージと通話ができる

友だちと会話しながらゲームをプレイする際に使用するのが「Discord」です。ボイスチャットソフトは、さまざまな種類がありますが、同じアプリ同士でなければ通話できません。

ボイスチャットアプリの中でも最も人気があるのが、「Discord」です。個人での会話はもちろん、複数人との会話も可能。コミュニティに参加して、一緒に遊ぶ友だちを見つけることもできます。

オンラインゲームをより楽しむためにも、ボイスチャットのインストールを検討しましょう。ただし最初に設定する必要はなく、必要になった際にインストールもできます。

参考:Discord公式サイト

ID・パスワード管理ソフト

PCゲームをプレイしていると、複数のIDやパスワードが必要になります。IDやパスワードの管理ソフトがあれば、一括で管理できるため、パスワードを忘れゲームがプレイできないといった困りごとを解消してくれます。

ID・パスワードの管理ソフトは複数ありますが、おすすめのソフトは以下の2つです。

  • Google Chrome標準機能
  • Bitwarden

ブラウザがGoogleChromeであれば、標準搭載されているパスワード管理機能が優秀です。それぞれのwebサイトのログインIDやパスワードを自動で保存し、自動入力もできるため、困ることがありません。

Bitwardenは無料ソフトでありながら、高いセキュリティや豊富な機能がついています。登録するパスワードの上限がなく、パスワードの自動入力や2段階認証にも対応しており、無料でも十分使えるパスワード管理ソフトです。

参考:Bitwarden公式サイト

まとめ:ゲーミングPCを買ったら設定してパフォーマンスを最大化しよう

ゲーミングPCを買ったら、すぐにゲームがしたいと思いますが、まずパソコンの各種設定をして、ゲーミングPCのパフォーマンスを最大限活かしましょう。

デフォルトの設定のままでも使用できますが、電源の設定が省電力であったり、通知が複数来てゲームがプレイしづらかったりします。

一般ユーザーには良い設定でも、ゲームユーザーにとって良い設定になっているとは限らないため、ゲーミングPCのスペックを活かし、ゲームプレイを邪魔しない設定をして、思う存分ゲームを楽しみましょう。

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