スタイリッシュなデザインとスペックの高さから、多くの人気を誇るMacBookシリーズ。 しかし、さまざまなモデルが販売されているため、どのように選べばよいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。 この記事では、
スタイリッシュなデザインとスペックの高さから、多くの人気を誇るMacBookシリーズ。
しかし、さまざまなモデルが販売されているため、どのように選べばよいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、MacBookシリーズのスペック比較を行っています。
MacBookの購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
目次
現在MacBookシリーズとして、低価格で購入でき持ち運びやすい「MacBook Air」と、高性能でクリエイティブ作業に適した「MacBook Pro」の2種類のモデルが販売されています。
さらにそのなかでも、MacBook Airは搭載チップとディスプレイサイズによって2種類に分かれ、MacBook Proはディスプレイサイズによって3種類に分かれています。
MacBookにはエントリーモデルとして手頃な価格で販売されている「MacBook Air」と、プロセッサやグラフィックなどの性能が高くプロユーザー向けのモデルとして販売されている「MacBook Pro」の2種類のラインナップがあります。
それぞれのモデルの発売時期と価格帯は以下のとおりです。
MacBook Air
チップ・ディスプレイ | 発売時期 |
M1チップ | 2020年11月/134,800円〜 |
M2チップ・13インチ | 2022年7月/164,800円〜 |
M2チップ・15インチ | 2023年6月/198,800円〜 |
MacBook Pro
チップ・ディスプレイ | 発売時期 |
13インチ | 2022年6月/178,800円〜 |
14インチ | 2023年2月/288,800円〜 |
16インチ | 2023年2月/348,800円〜 |
参考:Macのモデルを比較する
MacBook ProとMacBook Airでは、スペックや使用に適したシーンが異なります。
ここでは、それぞれの特徴を具体的に解説します。
MacBook Airはエントリーモデルとして発売されており、MacBook Proと比べて安価で購入できる点が特徴です。
MacBook Proと比べて重量が軽いうえにバッテリーの持ちもよいため、仕事で普段からノートパソコンを持ち歩く方に適しています。
CPUはもともとM1チップのみでしたが、2022年7月にはより高速化されたM2チップが登場しました。
また、2022年以降に発売されたM2チップ搭載モデルは処理性能が高く、クリエイティブ用としても活用できます。
MacBook Proは、プロユーザーの利用を想定しており、MacBook Airよりもさらに性能が高い点が特徴です。
CPUはM2・M2 Pro・M2 Maxの3つから選択でき、いずれも音楽制作や動画編集といった負荷の大きい作業に適しています。
仕事としてクリエイティブ作業を日常的に行う方におすすめです。
ここでは、現行のMacBookシリーズのスペックを8個の観点から比較して紹介します。
それぞれのモデルの特徴や強みを知りたい方はぜひチェックしてみてください。
MacBookシリーズのディスプレイデザインは、モデルによって太めのベゼルが採用されているものとノッチが採用されているものに分かれています。
太めのベゼルが採用されているのは、MacBook Air M1と13インチのMacBook Pro M2です。
Intelチップが搭載されていたモデルから引き続き使用されていますが、画面占有率が低くなってしまうといった欠点があります。
一方、MacBook Air M2と14インチ・16インチのMacBook Proにはノッチが採用されているのが特徴的です。
ノッチを使用することで、ディスプレイサイズは変えずに画面占有率が高くなっています。
カラーバリエーションは、MacBook ProよりもMacBook Airのほうが豊富に展開されています。
MacBook Proのカラー展開は少なく、スペースグレイとシルバーの2色です。
MacBook ProシリーズよりもAirシリーズの方がカラー展開が豊富です。
一方、MacBook Airの場合、M1チップ搭載モデルではスペースグレイ・ゴールド・シルバーの3色、M2チップ搭載モデルではシルバー・スターライト・スペースグレイ・ミッドナイト4色が展開されています。
なかでもミッドナイトは2022年に登場した14年ぶりの新色で、しばらく展開されていなかったブラック系のカラーが追加されました。
本体の重量・大きさともに、モデルの違いによる大きな差はありません。
ただし、MacBook Air M2と14インチ・16インチのMacBook Proは本体に対してディスプレイサイズが大きく設計されているため、画面が見やすく使いやすいといった点がメリットです。
重さについてはMacBook Air M2がもっとも軽く、1.2kgとなっています。
その次に軽いのがMacBook Air M1・13インチ・14インチのMacBook Proで、重さはいずれも1.2〜1.6kgです。
一方、ディスプレイサイズの大きい16インチは2.2kgとほかのモデルより少し重めに設計されています。
MacBookシリーズのCPUは、M1チップ・M2チップ・M2 Proチップ・M2 Maxチップの4種類です。
M1チップ・M2チップは8コアCPU、M2 Proチップは10コアCPUまたは12コアCPU、M2 Maxチップは12コアCPUに設計されています。
M2チップはM1チップよりも次世代にあたり、最大18%の高速化を実現化しているのが特徴です。
これまで「動画編集やプログラミングはMacBook Proが適している」といわれていましたが、M2チップの登場により、MacBook Airでも快適な操作が可能になりました。
GPUは電力消費量が少ないほどパフォーマンスが向上するのが特徴です。
M1チップには7コアGPU、M2チップは最大10コアGPU、M2 Proチップに最大19コアGPU、M2 Maxチップは最大38コアGPUが搭載されています。
M2チップはM1と比べてGPUパフォーマンスが最大35%アップしており、写真の色補正や高画質の動画編集などが高速化しています。
MacBookシリーズのメモリ容量は、MacBook Air M1では最大16GB、MacBook Air M2では13インチのMacBook Proでは最大24GB、14インチ・16インチのMacBook Proでは最大96GBまで対応しています。
パソコンの用途がメール・インターネット閲覧・資料作成等に限られている場合は、8GBでも問題ありません。
画像編集や動画編集を行う場合は、16GB以上あると快適に作業しやすくなるでしょう。
ただし、Adobe製品のIllustratorやPhotoshopでは32GB以上が推奨とされています。
MacBookシリーズの容量は、MacBook Air M1・M2と13インチのMacBook Proでは256GB〜2TBまで、14インチ・16インチのMacBook Proでは512GB〜8TBまで対応しています。
ストレージ容量が大きいほどデータを大量に保存できるため、画像編集や動画編集を行う場合は余裕を持って選ぶとよいでしょう。
とくに、仕事としてクリエイティブ作業を予定しているのであれば、ストレージ容量を1TB以上設けておくと安心です。
一方、メールや資料作成といった用途に限られる場合は、256GBでも問題ありません。
現行のMacBookシリーズのなかで、バッテリーの持続時間がもっとも長いのは13インチのMacBook Proです。
インターネットの利用であれば、最大17時間バッテリーが持続します。
一方、バッテリーの持続時間がもっとも短いのは14インチのMacBook Proで、インターネットの利用時の持続時間は最大12時間となっています。
また、MacBook Air M2と14インチ・16インチのMacBook Proは急速充電に対応しており、30分間で50%まで充電が可能です。
MacBookシリーズのスペックの比較一覧は以下のとおりです。
モデル | MacBook Air M1 | 13インチMacBook Air M2 |
サイズ | ・高さ0.41~1.61 cm ・幅30.41 cm ・奥行21.24 cm | ・高さ1.13 cm ・幅30.41 cm ・奥行21.5 cm |
重さ | 1.29 kg | 1.24 kg |
ディスプレイサイズ | 13.3インチ | 13.6インチ |
ディスプレイデザイン | ベゼル | ノッチ |
CPU | M18コア | M28コア |
GPU | M17コア | M2最大10コア |
メモリ容量 | 8GB16GB | 8GB16GB24GB |
ストレージ容量 | 256GB512GB1TB2TB | 256GB512GB1TB2TB |
バッテリー持続時間 | ・ワイヤレスインターネット最大15時間 ・Apple TVアプリのムービー最大18時間 | ・ワイヤレスインターネット最大15時間 ・Apple TVアプリのムービー最大18時間 |
急速充電 | ー | ◯ |
モデル | 15インチMacBook Air M2 | 13インチMacBook Pro M2 |
サイズ | ・高さ1.15 cm ・幅34.04 cm ・奥行き23.76 cm | ・高さ1.56 cm ・幅30.41 cm ・奥行き21.24 cm |
重さ | 1.51 kg | 1.4 kg |
ディスプレイサイズ | 15.3インチ | 13.3インチ |
ディスプレイデザイン | ノッチ | ベゼル |
CPU | M28コア | M28コア |
GPU | M2最大10コア | M210コア |
メモリ容量 | 8GB16GB24GB | 8GB16GB24GB |
ストレージ容量 | 256GB512GB1TB2TB | 256GB512GB1TB2TB |
バッテリー持続時間 | ・ワイヤレスインターネット最大15時間 ・Apple TVアプリのムービー最大18時間 | ・ワイヤレスインターネット最大17時間 ・Apple TVアプリのムービー最大20時間 |
急速充電 | ◯ | ー |
モデル | 14インチMacBook Pro M2 Pro/Max | 16インチMacBook Pro M2 Pro/Max |
サイズ | ・高さ1.55 cm ・幅31.26 cm ・奥行き22.12 cm | ・高さ1.68 cm ・幅35.57 cm ・奥行き24.81 cm |
重さ | ・Pro1.60 kg ・Max 1.63 kg | ・Pro2.15 kg ・Max2.16 kg |
ディスプレイサイズ | 14.2インチ | 16.2インチ |
ディスプレイデザイン | ノッチ | ノッチ |
CPU | ・M2 Pro10/12コア ・M2 Max12コア | ・M2 Pro12コア ・M2 Max12コア |
GPU | ・M2 Pro最大19コア ・M2 Max最大38コア | ・M2 Pro最大19コア ・M2 Max最大38コア |
メモリ容量 | 16GB32GB64GB96GB | 16GB32GB64GB96GB |
ストレージ容量 | 512GB1TB2TB4TB8TB | 512GB1TB2TB4TB8TB |
バッテリー持続時間 | ・ワイヤレスインターネット最大12時間 ・Apple TVアプリのムービー最大18時間 | ・ワイヤレスインターネット最大15時間 ・Apple TVアプリのムービー最大22時間 |
急速充電 | ◯ | ◯ |
この記事では、現在販売されているMacBookのモデルごとに、重さや大きさといったスペックを比較紹介しました。
MacBookでは、性能が高くなるほど価格が上がり、その分サイズもやや大きくなる傾向にあります。
購入後に後悔しないよう、それぞれのスペックを把握したうえで、用途に合ったものを選ぶとよいでしょう。
また、現在使用中のMacBookではスペックが足りないと感じる場合は、上位機種へ買い替えるのもおすすめです。
買い替えによって不要になったMacBookは、自治体の回収ボックスやパソコン処分.comなどを活用して適切に処分を行いましょう。
今回の記事もぜひ参考にしてくださいね。