大学生がパソコンを選ぶ時に見るべきポイントや、価格相場、必要なスペックについて解説しています。
この記事を読むことで、CPUやメモリ、ストレージ、画面サイズなど、どういったものを選べばよいのかがすぐにわかります。
「大学生になったからパソコンを買おうと思っているけど、初めて買うから選び方がわからない」
こんな悩みを持っている大学生の方もいらっしゃるでしょう。
IT化が進む今、文系の大学生でも理系の大学生でも、将来の就職を考えるとパソコンは使えるようになっておくべきです。
中には、パソコンを必携化する大学も出てきていますので。
しかし、大学生の時に買うパソコンとしてどんなものが最適なのかわからないという方も多くいらっしゃると思います。
そこでこの記事では、大学生がパソコンを選ぶ時のポイントや、最低限必要なスペックについて解説していきます。
【この記事でわかること】
目次
大学生がパソコンを購入する場合に、まず迷ってしまうのが「ノートパソコンにすべきか、デスクトップパソコンにすべきか」という部分でしょう。
そこでこの項目では、ノートパソコンとデスクトップそれぞれのメリットとデメリットを挙げ、大学生におすすめなのはどちらのパソコンなのかをお伝えしていきます。
ノートパソコンのメリットとデメリットは以下の通りです。
一番のメリットは、持ち歩くことが可能であるという点でしょう。
バッテリーのみでも数時間は使用可能ですし、コンセントを貸してくれる場所で使用できる場合は電源の心配もなくなります。
その他、あまりスペースを必要としない点や急な停電があっても心配ないといった点もメリットだと言えます。
ノートパソコンは持ち歩くことを前提に作られているため、どんどん小型化しています。
そのため、搭載できるパーツには限りがあり、性能面ではどうしてもデスクトップより劣ってしまいます。
性能を上げるために追加で拡張パーツを入れたいと思っても、入れるスペースがないため難しいです。
また、本体が薄いので耐久性に乏しい構造となっており、落下などの物理的衝撃によって簡単に壊れてしまうという弱点もあります。
デスクトップパソコンのメリットとデメリットは以下の通りです。
デスクトップは、大きなディスプレイに独立したキーボード、という形が一般的であるため、非常に操作しやすいという特徴があります。
加えて、価格帯が同じであれば、ノートパソコンよりも総じて高性能であり、処理も早いです。
また、さらに性能を上げたいといった時の拡張性も高く、メモリの増設やCPU交換といった作業を比較的容易にできることもメリットでしょう。
デスクトップは大きく重いものがほとんどなので、基本的に持ち運んで使えるパソコンではありません。
自宅や職場など、一度設置した場所で使い続けることが前提となっています。
この携帯性の無さは、デスクトップ最大のデメリットと言えます。
また、バッテリーではなく電源から電力を得ているため、もし停電してしまうとその瞬間にパソコンが落ち、作業中のデータはすべて失われてしまいます。
上記のメリット・デメリットを考慮すると、大学生が購入するのならば「ノートパソコン」にすべきでしょう。
大学で使用する機会もあるでしょうから、持ち歩きできないデスクトップは不便に感じてしまうはずです。
なお、一般的な大学生の場合、パソコンの使用は主に以下のような用途に限られるでしょう。
このくらいの作業ならば、高性能なデスクトップは不要なので、携帯性に優れたノートパソコンを選ぶべきです。
パソコンの値段は、主に「スペック」と「Microsoft Officeの有無」によって大きく変動します。
従って、どのくらいのスペックを求めているのか、Officeは必要なのか、によって適正価格が変わるため、大学生が購入するパソコン価格の相場については一概には言えません。
従ってここでは、一般的な大学生を想定して相場を算出してみたいと思います。
ここで言う「一般的な大学生」とは、以下のような目的のためにパソコンを購入しようと考えている大学生のことを指します。
こういった作業がメインの場合、10~12万円ほどのノートパソコンで充分です。
Officeが入っていても、このくらいの価格が相場でしょう。
ただし、以下のようなケースは別です。
こういった場合は高いスペックが必要となるため、20万円を超えるような高額なノートパソコンが必要となります。
大学生がパソコンを買う時には、以下のようなポイントに気を付けながら選ぶのがおすすめです。
パソコン全体を管理するシステムソフトウェアであるOS。
現在、主に「Windows」と「Mac」の2種類が主流となっています。
Windowsは「Microsoft」が開発したOSで、Macは「Apple」が開発したOSです。
Macが搭載されたApple社のパソコンは、洗練されたデザイン性や操作性により、大学生や若い人から多大な支持を得ています。
しかし、多くの企業がWindows搭載のパソコンを採用しているため、今後就職した時のことを考えるとWindowsに慣れておいた方がよいかもしれません。
将来企業に就職する予定であり、特に強いこだわりがない限りは、Windows搭載のパソコンを購入するのがおすすめです。
CPUとは「Central Processing Unit(セントラル・プロセッシング・ユニット)」の略であり、パソコンの頭脳とも言える部分です。
CPUの性能が、パソコンの処理速度に大きな影響を与えます。
当然、高性能なCPUを搭載したパソコンの方が高価になるのですが、レポートや資料などの作成がメインとなる大学生ならば、「インテルCore i5」以上であれば問題ありません。
基本的には、「Core i」の後に続く数字が大きくなるほど性能が良くなります。
しかし、一部例外もあるので注意が必要です。
例えば、Core i5とCore i7ならば通常はCore i7の方が高性能なのですが、「Core i7の第11世代」より「Core i5の第12世代」の方が性能が上、というようなこともあるのです。
高性能なCPUを求める場合は、世代による違いについても意識してください。
メモリとは、一言で表してしまうと「作業領域」のことです。
メモリが多いほど作業できる領域が広がり、CPUが伸び伸びと処理をできるため、処理スピードが上がります。
逆にいくらCPUが良くても、メモリが少なければその性能を活かす事ができず、結果的に低スペックなパソコンになってしまいます。
インテルCore i5以上のCPUを搭載しているならば、メモリは8GB以上あった方がよいでしょう。
なお、動画編集や高度な画像処理、プログラミングなどをやりたい場合は、16GB以上のメモリがないと厳しいです。
情報を保存する記憶領域として使用するストレージには、「HDD」と「SSD」の2種類があります。
昨今のパソコンの場合、以下の3パターンが存在します。
今からパソコンを購入するのならば、絶対にSSDのみが搭載されたパソコンを選ぶべきです。
HDDではなくSSDにすべき理由は以下の通りです。
【SSDのメリット】
HDDと比べ、これだけのメリットが存在します。
その分価格は高くなってしまうのですが、安物買いの銭失いになってしまわないようにSSD搭載のパソコンを購入すべきでしょう。
なお、容量は256GB以上のものをおすすめします。
128GBですと、いろいろなソフトをインストールしたり画像や動画ファイルを保存したりしていると、すぐに容量がいっぱいになってしまいます。
空き容量がなくなるとSSDに負荷をかけることになってしまい、寿命を縮めてしまうことがあるので注意が必要です。
画面サイズは大きい方が見やすいですが、画面が大きくなればなるほど重さも増します。
ノートパソコンは持ち歩くことが前提であるため、日々の負担にならないよう12~14インチくらいにしておくのがよいでしょう。
あとは、好みに合わせて選んでください。
多少重くなっても画面が大きい方がよいならば14インチを選ぶ、といったように。
WordやExcelが入っている「Microsoft Office」ですが、非常に高額であるため、Officeなしのパソコンを購入したいと考えている大学生の方も多いかもしれません。
しかし、大学の課題をWordやExcelで提出しなければいけない場合がありますし、社会に出てからもOfficeソフトを使う必要が出てくる可能性は高いです。
そのため、価格は高くなってしまうものの、そこは呑みこんでOfficeありのパソコンを選ぶようにした方が無難です。
以上、大学生がパソコンを選ぶ時に気を付けるべきポイントや、必要なスペックなどについて解説してきました。
結論としては、以下のようなスペックのパソコンが大学生向きと言えます。
これくらいのスペックを持ったパソコンの価格相場は、大体10~12万円ほどでしょう。
メーカーやモデルによって値段には多少ばらつきがあるので、デザインやスペックなどを比較して自分好みのパソコンを選んでください。
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