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主なパソコンメーカーの特徴を解説!自分にあった選び方も紹介

パソコンのメーカーは大きくわけて「パソコン専門メーカー」「内資家電メーカー」「外資メーカー」の3つあります。 それぞれサポートの充実度や、スペックの高さなど強みがあります。 パソコンの知識やほしいスペックをもとに選びましょう。

パソコンはどのメーカーでも同じというものでもなく、メーカーごとに特徴や強みがあります。

パソコンを選ぶときのポイントは「パソコンに何を求めるのか」ということが最も重要です。

知識が豊富ならサポートよりもスペックや価格が重要になってきますし、初心者であればサポートが充実したメーカーがよいでしょう。

この記事では

  • 各メーカーの特徴
  • メーカーの選び方

について初心者にもわかりやすく解説していきます。

パソコンメーカーの分類は主に3つ

パソコンを作っているメーカーは主に3つにわけることができます。

  • パソコンのみを作っている「パソコン専門メーカー」
  • パソコン以外にもカメラや半導体製品を作っている「内資のメーカー」
  • 同じくパソコン以外にも作っている「外資のメーカー」

それぞれの特徴と主なメーカーを解説していきます。

パソコン専門メーカー

パソコン専門メーカーのメリット・デメリット

メリットデメリット
・自分の求める性能にピッタリのものを選べる
・余剰在庫を持たないので、コスパがいい
・ある程度パソコンの知識が必要
・出荷まで多少時間がかかることもある

パソコン専門メーカーはパソコンの販売のみに特化しているメーカーです。

BTOと呼ばれる受注生産の形式が多く、余計な在庫を持たないためコストを下げられるのが特徴です。

また性能も細かくユーザーに合わせて選ぶことができるので、初心者から熟練者まで幅広い層に利用されています。

一方で、受注生産のため出荷までに時間がかかることもあるので、急ぎでパソコンが欲しい人には向かないかもしれません。

また選ぶ際にパソコンの知識が多少必要とされるので、初心者には選びにくい側面もあります。

内資家電メーカー

内資家電メーカーのメリット・デメリット

メリットデメリット
・ある程度スペックが決まっているので、迷いにくい
・サポートが充実している
・価格が高め
・人によっては不要なソフトがインストールされている

国内家電メーカーはパソコン以外にもカメラやドライヤー、洗濯機などの家電も作っているメーカーです。

家電量販店で買うことも可能で、予めスペックが決まったパソコンを販売しているので、初心者でも迷いにくいというメリットがあります。

またサポートも充実している傾向にあり、パソコンにトラブルがあったときに電話やチャットなどで対応してもらえることもメリットといえます。

一方で価格が高めに設定されていることも多く、不要なソフトがインストールされていることもあります。

また自分が求める性能が不足あるいは過剰であることもあり、細かくスペックを選べないこともあるので上級者は敬遠する傾向にあります。

外資メーカー

外資メーカーのメリット・デメリット

メリットデメリット
・BTOの注文も可能
・コスパがいい
・メーカーによってはサポートに不安
・出荷までに時間がかかるメーカーもある

外資メーカーはパソコンを中心とした半導体製品で高いシェアを誇る会社が多くなります。

最大の特徴は抜群のコストパフォーマンスで、内資家電メーカーのものよりもかなり安く購入することができます。

またBTOでの注文も可能なメーカーもあり、目的に合ったパソコンを選びやすいといえます。

デメリットとしてはメーカーによってはサポートが充実していない点で、オプションでサポートを付けなければならないこともあります。

また出荷までに多少時間がかかることもあるので、急ぎの人には向いていません。

パソコンメーカーの選び方

パソコンメーカーにはそれぞれ特徴と強みがあります。

ここでは何を基準にメーカーを選んでいくかを解説していきます。

パソコン専門メーカー

パソコン専門メーカーはある程度知識がある人におすすめです。

パソコン専門メーカーはBTOという受注生産方式を採用しており、ユーザーから注文が入ってからパソコンを作ります。

そのためメモリやストレージなど細かくスペックを指定することができるメリットがあります。

内資家電メーカー

内資家電メーカーのパソコンは知識があまりない、パソコン操作に自信がない初心者におすすめです。

スペックはある程度固定されているので、パソコンで何をしたいのかを明確にしておけば目的のモデルを選びやすくなります。

価格は高めに設定されていることが多くなりますが、その分24時間対応だったり、電話でわからない部分を教えてもらえたりと充実したサポートを受けることができます。

外資メーカー

外資メーカーのパソコンは初心者から上級者まで幅広くおすすめできます。

コスパに優れたモデルも多く、同程度の性能なら内資家電メーカーのものよりも2~3割ほど安く購入することが可能です。

定期的にセールも実施しているので、安い時期を狙うと更に安く購入できます。

サポートは内資家電メーカーに比べると心もとない部分もありますが、知識がある人であれば問題はないでしょう。

BTOでの受注を受けているメーカーもあるので、好みのスペックに仕上げたいときもおすすめです。

各メーカーの特徴

それぞれのメーカーの特徴を解説していきます。

パソコン専門メーカー

パソコン専門メーカーは自分がほしいスペックが明確にわかっている人に特におすすめです。

特にゲームや動画編集などマシンパワーが必要なパソコンは得意分野といえます。

ドスパラ

おすすめポイントここが惜しい
・業界最速の出荷スピード
・目的のパソコンが探しやすいサイト
・ノートパソコンのラインナップが少ない

ドスパラは「GALLERIA」のブランドで有名なBTOショップです。

ゲーミングPCに強みを持ち、有名なプロゲーマーとのコラボモデルなども発売しています。

ドスパラの最大の特徴はとにかく出荷スピードが早いことで、9割以上のパソコンが翌日に出荷されています。

サイトの設計も目的のパソコンを探しやすいデザインとなっているので、初心者でも迷いにくいといえるでしょう。

BTOに慣れ親しんだ人も初心者の人にもおすすめできるメーカーです。

参考:ドスパラ公式サイト

マウスコンピューター

おすすめポイントここが惜しい
・コスパの高いモデル
・BTOメーカーでは珍しい24時間サポート
・実店舗が少ない
・納期に多少時間がかかる

マウスコンピューターはマツコ・デラックスや乃木坂46のCMで有名な日本でも有数のBTOメーカーです。

製品の質の高さはもちろんですが、コストパフォーマンスに優れたモデルも多数ラインナップされており、納得感の高い買い物ができます。

サイトは「パソコンで何をしたいのか」を中心に選ぶことができるので初心者でも安心して選ぶことが可能です。

またBTOメーカーでは珍しく24時間のサポートが用意されており、真夜中にパソコンの調子が悪くなってもすぐに問い合わせることができるのも初心者にとって大きなメリットとなります。

高コスパと手厚いサポートで初心者にもおすすめできるメーカーです。

参考:マウスコンピューター公式サイト

パソコン工房

おすすめポイントここが惜しい
・常に何かしらのセールを実施している
・実店舗数が多いので、直接見に行ける
・サポート体制がいまいち
・在庫切れが多い
・パソコンの種類が多すぎる

パソコン工房も日本で有数のBTOメーカーです。

パソコン工房の最大の特徴は「価格が安い」という点にあります。

CPUを一世代前のものを採用するなど、スペックに影響が少ない範囲でコストを抑えることで低価格化を実現しています。

実際に1世代前のCPUでも通常のPC作業にはほとんど影響がないので、よりコストパフォーマンスに優れたモデルが入手可能です。

サポートに関しては返信が遅かったりと充実しているとは言い難い部分もあるので、ある程度自分でパソコンを操作できる人向けのメーカーといえます。

また同じスペック帯のパソコンが非常に多いので、よくよく欲しい物を決めていかないとどれを選んだらいいかわからないということもありえるので、知識のある中級者以上の人におすすめのメーカーです。

参考:パソコン工房公式サイト

内資家電メーカー

内資家電メーカーは初心者やパソコンに詳しくない人におすすめです。

特にサポートが手厚いメーカーが多いので、買ってから不安がある人は内資家電メーカーのパソコンが向いています。

逆にパソコンに詳しい人やサポートが不要な人にとっては割高となるので、積極的に選ぶ必要はありません。

NEC

おすすめポイントここが惜しい
・初心者向けモデルが多い
・軽量なノートパソコンに強み
・モニター一体型やテレビを見られるモデルも
・価格が高め
・性能はそこまで高くない
・ゲームなどはできない

NECはもはや説明不要ともいえるほど知名度の高い国内のメーカーです。

初心者向けのパソコンが多く、モニター一体型やテレビが見られるパソコンなどのラインナップも用意されているのが特徴です。

また軽量なノートパソコンに強みをもち、「LAVIE」の名前で広く知られてもいます。

サポートやマニュアルが充実していることも強みで、パソコンの操作が苦手な初心者でも問題なく扱うことができるのもメリットです。

デメリットとしては価格が少々高めなことと、高性能なモデルのラインナップはないことが挙げられます。

ゲームや動画編集などをパワフルにこなすというよりは日常のオフィス作業やWebブラウジングなどをメインとするとよいでしょう。

参考:NEC Direct(NECダイレクト)

富士通

おすすめポイントここが惜しい
・初心者向けモデルが多い
・軽量なノートパソコンが多い
・高齢者へのサポートが充実
・価格が高め
・性能はそこまで高くない

富士通も国内では知らない人のほうが少ないメーカーといえるでしょう。

特徴はNECと似ており、軽量のノートパソコンやモニター一体型のパソコンを取り扱っています。

初心者向けの製品が多い傾向にありますが、しっかりとビジネスユースのパソコンも用意してあり、ラインナップは豊富です。

高齢者向けのサポートが充実していることが特徴で、パソコンの苦手な人でも困ることはないでしょう。

参考:富士通 WEB MART

東芝

おすすめポイントここが惜しい
・ノートパソコンが中心でハイスペック
・ビジネス向け
・デスクトップモデルはない
・価格が高い

東芝は「DynaBook」のブランドで有名なノートパソコンを中心に販売しています。

2018年に東芝のパソコン部門ごとシャープに買収されたことを機に社名も「DynaBook株式会社」に変更になっていますが、ラインナップやサポートは以前のまま継続しています。

高性能な軽量ノートパソコンやビジネス向けのパソコンで定評があり、個人向けというよりは法人利用がメインになってきています。

デスクトップのモデルがないことや価格が高めなことが気になる点といえますが、軽量で高性能なパソコンが欲しい人にはおすすめできるメーカーです。

参考:Dynabook ダイレクト

VAIO

おすすめポイントここが惜しい
・高級モデルが中心
・おしゃれなデザイン
・デスクトップモデルがない
・高価

VAIOはソニーのパソコン部門が発売していたパソコンブランドですが、現在では「VAIO株式会社」が開発を行っています。

VAIOは高いデザイン性と高級感のあるラインナップで有名で、他のメーカーとは一線を画するおしゃれなデザインが特徴です。

その分価格は高めに設定されており、さらにデスクトップモデルはありません。

所有する喜びやおしゃれなパソコンが欲しい人におすすめのメーカーです。

参考:VAIOストア

パナソニック

おすすめポイントここが惜しい
・ビジネス向けのパソコンが中心
・頑丈かつ操作性の高い筐体(きょうたい)
・ロングライフバッテリー
・非常に高価

パナソニックはビジネス向けに特化したパソコンで有名で「レッツノート」というブランド名で展開しており、高性能で頑丈なことで定評があります。

ビジネス向けの高性能モデルをブランドイメージとしているため非常に高価に設定されており、個人で利用するメリットはあまりありません。

参考:レッツノート(パナソニックストア)

外資メーカー

外資メーカーは価格が安いことが強みのメーカーもあれば、BTOで自分好みのスペックで仕上げられるメーカーまで幅広く存在します。

HP

おすすめポイントここが惜しい
・エントリーから本格的なゲーミングPCまで豊富なラインナップ
・日本向けの製品は東京の工場で生産
・特になし

HPはアメリカに本社がある超老舗メーカーで世界的なシェアを誇ります。

BTOの販売形式により余計なコストを削減し、リーズナブルな価格が魅力の一つです。

エントリーモデルのノートパソコンから、高性能なゲーミングPCまで幅広くラインナップされており、初心者から上級者までおすすめできるメーカーです。

また日本国内モデルは東京にある工場で生産されているので、輸送中の破損リスクの低減や品質の維持という点で高い安心感もあります。

参考:HP公式ストア

DELL

おすすめポイントここが惜しい
・BTOでかなり細かくスペックを設定可能
・リーズナブルな価格
・発送までに時間がかかるモデルもある

DELLもHPとならぶ世界シェアの高いアメリカのメーカーです。

リーズナブルな価格が魅力の一方で、本格的なゲーミングPCは細かくスペックを設定可能で、上級者でも納得の一台を見つけることも可能です。

デメリットしては発送までに時間がかかることが多く、急ぎでパソコンが必要な人には向きません。

参考:DELL 公式サイト

マイクロソフト

おすすめポイントここが惜しい
・2in1に強み
・OSも自社のものなのでトラブルが少ない
・デスクトップはオールインワンのみ
・価格はやや高め

マイクロソフトは知らない人はいないとは思いますが、Windowsを開発した世界トップクラスの企業です。

SURFACEというノートパソコンとタブレットの機能を一つにしたようなモデルに強みがあり、持ち運びの利便性と高いデザインに定評があります。

自社で開発しているOSに自社のソフトを組み込んでいるため相性が非常によく、トラブルも少ないこともメリットといえます。

参考:マイクロソフト公式サイト

Apple

おすすめポイントここが惜しい
・高いデザイン性
・ブランド力
・Macでしかできないことが少ない
・周辺機器は専用のものを使う必要がある
・価格が高い

言わずとしれたAppleもMacというパソコンを作っています。

iPhoneで馴染み深いかもしれませんが、Appleはもともとパソコンを作っているメーカーです。

昔から高いデザイン性で有名でしたが、そのブランド力も手伝って所有欲を満たしてくれる製品が多く発売されています。

以前はintel製のCPUを使っていましたが、今はMacが自社で開発したMシリーズと呼ばれるCPUを採用し、高い処理能力を実現しています。

デメリットとしてはMacでしかできないことが少ないので、見た目以外で買う理由がないことと、周辺機器の多くで専用品が必要となることです。

Macというブランドに惚れ込んでいる人はそれ以外の選択肢はないので、唯一無二のパソコンといえます。

参考:Apple 公式サイト

レノボ

おすすめポイントここが惜しい
・コスパ抜群
・高い耐久性
・ノートからゲーミングPCまで幅広くラインナップ
・エントリーモデルはややチープ
・サポートはイマイチ

レノボは中国のパソコンメーカーで、ThinkPadというビジネスモデルで有名です。

非常に堅牢な作りが特徴で、落としたりしてもそう簡単には壊れません。

またコスパも抜群であり、通常のモデルなら6万円台で販売されていることも珍しくありません。

ゲーミングPCも用意されているので、高性能なPCが欲しい人にもおすすめです。

デメリットとしては、エントリーモデルがやや安っぽいことと、サポートにあまり期待できない点が挙げられます。

参考:レノボ公式サイト

まとめ:パソコンメーカー選びはスペックと自分の知識をベースに

以上、パソコンの有名メーカーについて解説してきました。

どのメーカーもそれぞれ強みがありますが、自分がどの程度のパソコンを求めているかによっても選ぶメーカーは変わってきます。

またパソコンに詳しい人であればサポートは最低限でコストを抑えることもできますし、初心者でパソコン操作が苦手であればサポートが充実した内資家電メーカーのものがおすすめです。

新しいパソコンを購入するときに古いパソコンがあれば何かしらの方法で処分しなければなりません。

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