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【2023年最新版】パソコンって新品と中古どっちがいいの?それぞれのメリットと向いている人を解説

パソコンに限らず円安や物価高でさまざまなものの値段が上がっている中、少しでも安くパソコンを買うのに中古を選択肢に入れる人もいることでしょう。 中古のPCにはデメリットもありますが、人によってはお得に使うことができます。

パソコンに限らず円安や物価高でさまざまなものの値段が上がっている中、少しでも安くパソコンを買うのに中古を選択肢に入れる人もいることでしょう。

中古のPCにはデメリットもありますが、人によってはお得に使うことができます。

この記事では

  • 新品のパソコンのメリット・デメリット
  • 中古パソコンのメリット・デメリット
  • 新品のパソコンが向いている人
  • 中古のパソコンが向いている人

について解説していきます。

新品のパソコンのメリット・デメリット

新品のパソコンには以下のようなメリットとデメリットがあります。

メリットデメリット
・メーカー保証が受けられる
・性能が担保されている
・HDDやSSDなどが新しい
・OSが最新
・価格が高い
・最新モデルはオーバースペックな場合もある
・購入から手元に届くまで時間がかかることもある

メリット

メーカー保証が受けられる

大抵のパソコンメーカーはメーカー独自の保証を用意しています。メーカーによって期間は異なりますが、最低でも1年間は不具合や故障に対して無償で修理が受けられます。

またメーカーや販売店が独自に延長保証を用意している場合もあり、万が一の不調の際に安心できるというメリットが新品のパソコンにはあります。

性能が担保されている

新品のパソコンはメーカーが規定した性能を基本的には再現できるようになっています。

性能にはクロック数や処理速度に加え、冷却性能やファンの回転数も含まれます。

中古のPCではもともとの性能は記載されていてもその性能を100%発揮できるかどうかは動かしてみなければわかりません。

例えるなら同じ車でも新車と中古車ではパワーや燃費、乗り心地に微妙な差があるのと同じで、パソコンも当然パーツが劣化していきます。

新品のパソコンは文字通りまっさらな状態なので、パーツが劣化していることはありません。

HDDやSSDが新しい

パソコンのストレージであるHDDやSSDには一定の寿命があります。

パソコンを稼働させる以上、ストレージの寿命を巻き戻すことができないので、長く使う場合は新しいに越したことはありません。

OSが最新

新品のパソコンはOSもその時点で最新のものがインストールされています。

例えば中古のPCではWindows10だったとしても2023年時点で購入する新品のパソコンはWindows11がインストールされています。

古いOSはそう遠くないうちにサポートが終了してしまうので、長く使いたい場合は新品のパソコンの方が有利でしょう。

デメリット

価格が高い

新品のパソコンはいうまでもありませんが、中古のパソコンよりも価格が高くなります。

特に当記事執筆段階(2023年8月)では円安と半導体不足、AIのためのグラフィックボード需要の影響で数年前よりもパソコンの価格が上昇傾向にあります。

最新モデルはオーバースペックな場合もある

最新モデルは使い方によってはオーバースペックとなり無駄な出費となることがあります。

例えばネットサーフィンとOfficeしか使わないのに最新のCPUである必要はなく、動画も写真も保存しないならストレージは500GBも必要ありません。

最新モデルなら何でもよいというわけではなく、自分が何に使うのかを理解してスペックを選ぶようにしましょう。

購入から手元に届くまで時間がかかることもある

パソコンのメーカーによっては受注生産(BTO)を行っているため、発注から手元に届くまである程度日数がかかることもあります。

店頭に在庫が並んでいることもありますが、多くのパソコンメーカーは在庫リスクを防ぐために受注生産方式を採用しています。

また店頭の在庫では必要に応じてカスタマイズすることができないので、あるモデルの中から選ぶしか選択肢がありません。

急いでパソコンが必要な場合は可能な限り早く届くメーカーのモデルを選ぶようにしましょう。

中古パソコンのメリット・デメリット

メリットデメリット
・価格が安い
・新品では手に入らないモデルがある
・実際の動作状況を確認できる
・当たり外れがある
・どれぐらい稼働したかわからない
・どんな環境で使われたかわからない
・OSが古いとアップデートできないこともある

メリット

価格が安い

中古パソコンのメリットはなんといっても価格が安いことです。

モデルにもよりますが、新品のパソコンの2~3割安く買えることも珍しくありません。

ただし発売して間もない機種や高スペックモデルは新品との価格差が少ないこともあるので、保証の有無やその他の要素を勘案して中古にするか決めましょう。

新品では手に入らないモデルがある

中古のPCは販売が終了してしまって新品では手に入らないパソコンもあります。

コラボモデルや限定モデルなどの筐体は基本的に再販されることはないので、それらが欲しい場合は中古しか選択肢はなくなります。

また数世代前のCPUやグラフィックボードなども新品での販売が少なくなるので、何かしらの理由で現行モデルより前のものが欲しい場合は中古パソコンがよいでしょう。

実際の動作状況を確認できる

中古のパソコンは販売店が動作確認やパーツをチェックしてから店頭に並んでいます。

また実際に電源を入れて動作状況を確認することができるので、正常に動いているか見極めることができるのもメリットです。

デメリット

当たり外れがある

中古のパソコンは人の手を渡ってきているため当たり外れがあります。

特にノートパソコンの場合はキーボードやモニターを交換することが難しいので、前のオーナーの扱いによっては劣化している可能性もあります。

どれぐらい稼働したかわからない

中古パソコンはどのぐらいの時間稼働したかわかりにくいデメリットがあります。

前のオーナーが買ってからの使い方によってはパーツの劣化具合に差が出ます。

1日中仕事でフル回転させているパソコンと週末にちょっと調べ物でしか使われないパソコンではSSDなどのストレージの寿命の大きな差が生まれます。

この稼働時間を外見や動作確認で確認することができないのが中古パソコンの注意点といえるでしょう。

どんな環境で使われたかわからない

稼働時間と同時にパソコンが使われている環境なども店頭ではうかがい知ることができません。

最近の中古パソコンショップでは販売情報に喫煙の有無などの記載があるものもありますが、保管場所や手入れの状況まではわかりません。

ホコリの多いところで稼働させた場合は内部にも蓄積している可能性が高まりますし、高温多湿の環境や寒暖差の激しい部屋で保管されていた場合は結露や湿気によるパーツへの影響が懸念されます。

OSがWindows10の場合は長く使えないこともある

中古パソコンにWindows10がインストールされている場合は2025年10月14日にサポート終了することがアナウンスされているので、Windows11にアップデートする必要があります。

2025年以降はWindows10が使えないわけではありませんが、セキュリティのアップデートや更新プログラムの提供はなくなるので、安定した動作や安全性の面で問題となる可能性があります。

Windows10から11にアップデートすることも可能ですが、中古パソコンのスペックによってはOSのアップデートができない場合もあります。

OSのアップデートはどのパソコンでもできるわけではなく、新しいOSを動かせるぐらいの性能が求められます。

例えばWindows11にアップデートするための最低要件は以下のようになっています。

CPU1GHz以上、2コア以上の64ビット互換プロセッサ
または System on a Chip (SoC)
メモリ4GB
ストレージ64GB以上
システム ファームウェアUEFI、セキュアブート対応
TPMTPM2.0
グラフィックス カードDirectX12以上 (WDDM2.0) に対応
ディスプレイ対角サイズ 9 インチ以上で 8 ビット カラーの高解像度 (720p) ディスプレイ

2023年段階でWindows10搭載の中古パソコンを買う場合はアップデートできるだけのスペックがあるか確認することをおすすめします。

新品のパソコンが向いている人

新品のパソコンが向いている人は以下の通りです。

  • 保証が欲しい人
  • 予算に余裕がある人
  • パソコンにあまり詳しくない人

保証が欲しい人

新品のパソコンのほとんどはメーカーの保証が付いています。

保証の期間はメーカーによりますが、独自の延長保証を設けているメーカーもあるので必要に応じて加入することができます。

パソコンは壊れてしまうと修理費が高額になることも多いので、少しでも安心したい場合は新品のパソコンで保証をつけておきましょう。

予算に余裕がある人

購入予算に余裕がある人は積極的に中古パソコンを選ぶ理由はありません。

スペックや保証の付いた新品のパソコンを買いましょう。

パソコンにあまり詳しくない人

パソコンにあまり詳しくない人は新品のパソコンを購入した方が無難です。

中古パソコンで万一不調になっても知識がある人なら自分で修理したり、パーツだけを交換したりできますが、知識がない場合はそれができません。

下手に分解して保証が受けられなくなってしまっては本末転倒なので、パソコンの知識に自信がない人は新品のパソコンの方が向いているでしょう。

中古のパソコンが向いている人

中古のパソコンが向いている人は以下の通りです。

  • パソコンに詳しい人
  • すぐにパソコンが必要な人
  • 長期で使う予定がない(とりあえず欲しい人)

パソコンに詳しい

パソコンのスペックや構造に詳しい人なら中古パソコンでトラブルが起きても自分で直せることがあります。

メモリを増設したい、SSDを変えたいなども知識があれば業者や店舗に持ち込む必要はありません。

調子が悪くなったパーツだけを買い換えれば修理よりも安くすることもあるので、自分でいじれる人は中古パソコンでも問題となることは少ないでしょう。

すぐにパソコンが必要な人

今すぐにパソコンが必要という人は中古パソコンが選択肢となります。

最短注文から翌日に届くメーカーもありますが、そこに予算やスペックがぴったりのものがない場合は中古で店頭に展示されているものが最短でパソコンを入手する方法となります。

緊急でパソコンが必要となるシチュエーションはあまり多くはありませんが、今使っているパソコンが壊れてすぐにでも仕事で使わなければならない等の場合は中古を検討してみましょう。

長期で使う予定がない(とりあえず欲しい人)

ずっとパソコンを使うわけではなく、一時的に必要になったという人は中古パソコンで十分な場合があります。

長期で使わないのであれば保証も必要ありませんし、間に合わせで使うのであれば最新スペックである必要もありません。

OSがWindows10でも2025年までは使えるので特に問題となることはないでしょう。

就職活動や仕事などで一時的に必要なときは中古のパソコンを選択肢に入れてみましょう。

まとめ:パソコンに詳しくない人は新品が無難

以上、パソコンの新品と中古のメリット・デメリット、向いている人を解説してきました。

パソコンに詳しくない人や保証を重視する人は新品のパソコンを買っておきましょう。

逆にパソコンに詳しく、自分でいじれる人は中古パソコンでも問題となることは少ないでしょう。

使い方によっても短期で一時的に必要と言うときは中古で十分です。

自分の知識や使い方に合わせて合っている方を選びましょう。

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