更新日: 2020年10月13日 著者: 前田 知伸
液晶割れのノートパソコン・液晶モニター・スマホ・タブレットは処分できます。
液晶割れとは、液晶パネルを構成する薄いガラスが破損したことを言います。ガラスが割れていますが、液晶パネルは種々のフィルムが表面に張っているので、ガラスは飛散はせずに、あたかもクモが巣を張ったような割れ方をします。
それぞれ処分できるものや処分費用が違いますので比較検討して下さい。
液晶割れ処分の比較
比較表 | 種類 | 処分費 | 処分方法 | データ消去 | 完了までの目安 |
---|---|---|---|---|---|
自治体 | スマホ タブレット |
無料 | 小型家電リサイクル | 自己責任 | 当日 |
キャリア | スマホ タブレット |
無料 | ショップに持込 | 無料で実施 | 当日 |
メーカー | パソコン モニター |
有料or無料 | 配送 | 自己責任 | 1,2週間程度 |
多くの自治体では、液晶割れのスマホ・タブレット・ノートパソコンを処分できます。自治体は小型家電回収BOXという箱を公民館など施設に設置しています。処分したいものを回収BOXに投函すれば処理完了です。
これは、通常のゴミの処理とは別で小型家電(電気・電池で動く小型の家電製品、携帯電話、デジタルカメラなど)に含まれる、貴金属やレアメタルといった有用金属を再利用する仕組みによる回収方法です。小型家電リサイクル法と呼ばれています。
まずは、自治体のホームページか電話して確認してみましょう。
NTTドコモ、ソフトバンク、auなど各キャリアショップでは、液晶割れのスマホ・タブレットが処分できます。ブランド・メーカー問わずに無料で回収してくれます。
パソコンメーカーでは、液晶割れのパソコン・液晶モニターを処分できます。パソコンは製造したパソコンメーカーに依頼すれば、処分できます。メーカーによる処分方法は配送ですが、あまりにもバラバラで配送に危険が生じるような場合は、引き取りしてもらえません。
それぞれのメリットデメリットを考えて処分を検討して下さい。
処分方法をお伝えしましたが、一部の製品は液晶が割れているだけで、その他は壊れておらず、まだ使えるという場合があります。スマホであれば、液晶だけ修理・交換してそのまま使い続けるという選択肢もあります。新しいスマホを購入すると、データ移行や手続きが面倒だからです。一方、ノートパソコンであれば、液晶割れしたディスプレイを交換しようとするとメーカーで3万程度かかります。新しいパソコンが購入できてしまいます。