中古携帯電話とは
更新日: 2021年6月24日
著者: 前田 知伸
中古携帯電話とは、回線契約がされていない、電話番号情報を持たない携帯電話のことです。電話番号情報を持たないので、通話・通信はできません。
中古携帯電話の使い方
中古携帯電話に、電話番号情報を持たせることで使用できるようになります。現在の携帯電話は電話機本体には電話番号情報は持っていません。携帯電話に刺さっているSIMカードというチップに情報が書き込まれています。基本的には、ドコモ、au、ソフトバンクといった通信会社と契約しているSIMカードをその携帯電話に刺せば使用できるようになります。
携帯処分.com - SIMカード(シムカード)とは
白ロムとは
白ロムとは携帯電話の契約状況のことをいう専門用語のことです。他に状態により赤ロム、黒ロムなどがある。
- 白ロム:携帯電話が真っ白な状態。携帯内部のROM(メモリー)に電話番号情報が書き込まれていない、真っ白なROMで白ロムと呼ばれる。
- 黒ロム:現在使用されている状態。ドコモ、au、ソフトバンクといった通信会社と契約している状態。ロムに電話番号情報が書き込まているので、黒ロムと呼ばれる。
- 赤ロム:利用制限されている状態。盗難端末に対して所有者が遠隔ロックをしたり、携帯電話本体を分割払いで購入してあとに、購入代金未払いになったときに通信会社が通信機能を制限したりしている。その状態になると電波表示が赤くなることから、一部では「赤ロム」と呼ばれている。
使用できない中古携帯、赤ロム
赤ロムは、利用制限されている携帯です。不正に入手された携帯電話なので、携帯電話機の利用制限解除は行われず、オークションなどで購入しても利用することはできません。確認方法は、各キャリアのサイトでに携帯電話機の固有番号(製造番号)を入力することで、白・黒・赤の「利用制限」の対象携帯電話機のご確認が行えます。
新品との違い
新品と中古の違いは、値段と状態です。同じ機種であれば当然性能は同じです。
- 値段:まず本体の価格が新品よりも中古の方が安いです。通信費は携帯電話本体では変わりません。ただし、通信会社で携帯電話本体を分割払いで購入すると、新品には毎月の料金割引があります。中古の携帯電話にはありません。
- 状態:新品の方が本体の状態が良いです。中古は一度利用しているので、傷やスレがあります。
中古携帯のメリット
- 長期契約に縛られない。ソフトバンク携帯を月月割(2年縛り)で購入していて2年経つ前に機種変更すると、違約金を払わなければならない。その場合に現在契約している携帯は持ったまま、中古携帯に乗り換えると割引がそのまま継続できる。
- 2台目のスマートフォンとして利用。SIMカードを入れ替えれば利用できるので、iphoneとandroidが両方利用できます。
中古携帯を選ぶポイント
- SIMカードの規格:SIMカードには種類があり、大きさが違う。大きさが違うものは利用できないので、現在利用している携帯電話が乗り換えられない場合がある。
- SIMロック:SIMロックがかかっていると他の通信会社の携帯に入れても利用できない。同じ通信会社であれば問題なく利用できる。SIMロックがかかっている場合はロック解除が必要。
- キレイ:中古でなので、傷やスレがあったり、付属品が無かったりする。
- 保証:通信会社の故障の保証は受けられない。ケータイ補償サービスなどには加入できない。中古携帯ショップからの購入であれば、中古携帯ショップ独自の保証を受けられる場合がある。