更新日: 2020年12月03日 著者: 前田 知伸
パソコンを処分するときには、プロダクトキー・ライセンスに注意する必要があります。
プロダクトキー・ライセンスとは、Officeや市販されているソフトを利用するときに、正規品であることを確認するための番号・数字の羅列のことです。シリアルナンバーや登録コードともいわれています。
ライセンキーは購入したソフトウェアのCDケースややマニュアルなどに添付されています。また、AMAZONではオンラインコードと言ってweb上からプロダクトキー・ライセンスが発行されるものもあります。
パソコンを処分するときには、プロダクトキー・ライセンスに注意する必要があります。
メーカー製パソコンを処分するとWindowsライセンスを利用する権利がなくなります。メーカーパソコンに入っているWindowsはそのパソコンに対してライセンスが発行されているからです。
WindowsパソコンにはプロダクトキーというWindows のライセンス認証に使う 25 桁のコードが書かれたシールが、パソコン本体の側面・裏面に貼付してあります。ライセンスシールと言います。
オークションでライセンスシールだけ販売しているお店がありますが、上記の理由によりシール自体はライセンス権利を持っていないので、このシールだけを利用するとソフトウェア不正利用になります。
また、プレインストール版ではなく、パッケージ製品版のWindowsというものもあります。この場合は、パッケージの所有者にライセンス権利があります。
パソコンを買い替えた時に、以前に使っていたパソコンについていたプレインストール版OfficeのライセンスカードやインストールCDがあっても、使ってはいけないということです。
プレインストールとは、パソコンの購入時にあらかじめOSやソフトウェアがインストールされていることです。例えば、メーカー製のパソコンであればMicrosoft Officeがプレインストールされている場合があります。
プレインストールされているソフトウェアは、パソコンに対してライセンスが発行されています。つまり、パソコンを処分するときは、ソフトウェアも処分しなければなりません。※以前に使っていたパソコンにもう一度インストールする場合は問題ありません。※ソフトウェアとそのコンピュータを一緒に譲渡される場合は問題ありません。
パソコン処分する前に、まだ使いたい製品版のソフトウェアはライセンス解除が必要です。ライセンス解除をしないと、パソコンを処分してしまった後では解除できないからです。
不正にたくさんのパソコンで使用されないように パソコンとソフトウェアをライセンスで紐づけしているソフトウェアがあります。そのソフトウェアを再利用したい場合は、ライセンス解除という手続きをソフトがインストールされているパソコンで事前におこなっておかないと、ソフトが新しいパソコンで使用できなくなってしまいます。
アンインストールとライセンス解除は違います。ライセンス解除またはアクティベーションの解除は、その解除したいソフトウェアを起動して行う必要があります。アンインストールは、パソコンからソフトを消すことはできますが、ソフトを消しただけでライセンスが解除されてはいません。
アンインストールやデータ消去をする前に、ライセンス解除をおこないましょう。もし削除順番を間違った場合は、電話でのライセンス認証という手続きもあります。ライセンス番号やソフトウェアパッケージを手元に用意してソフトウェアの所有者であることを明確にしてください。
一部のソフトウェアは、ソフトウェアメーカーの同意がないと譲渡ができないものがあります。ソフトを譲渡したつもりがなくても、ソフトがインストールされたままパソコンを譲渡すると、パソコンの中のソフトも所有者が変わるため、契約に抵触します。
プロダクトキー・ライセンスは誰もしくはどこに所有権があるかによって、どうすべきかが変わります。最初からついていたソフトはパソコンに付属しているものなので、引き継げません。使っていたソフトはライセンス解除しないと、新たにはライセンスは発行されません。
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